◆パンを包む布◆
ポルトガルではレストランやマナーハウスの朝食などに、十字の形をしたほこりよけの布にパンを包み、カゴに入れてテーブルに出すことがよくあります。布は、刺繍や織物、レースなどの様々な技法で作られます。気を付けて見てみると、その土地の伝統技法で作られた布だということもよくあります。
布はリバーシブルでお使いになれます。刺繍が見えるようにパンや小物を包んだり、裏返してバスケットを覆い、目隠しとしても使えます。
◆ヴィアナ・ド・カステロ刺繍◆
ポルトガル北西部の海辺の町、ヴィアナ・ド・カステロの伝統刺繍です。民族衣装のブラウスの刺繍が元になっており、モチーフは身の回りの花や植物などからインスピレーションを得ています。このパンを包む布には椿の花が刺繍されていて、花の中心はドロンワーク(数本の糸を抜き取り、残った糸をかがったりして透かし模様をつくる技法)が施されています。ちなみに、ポルトガル語で椿は「ジャポネイラ」と呼ばれます。諸説ありますが、大航海時代にポルトガル人が日本からポルトガルにツバキを持ち帰ったと言われます。椿の花のモチーフは民族衣装のブラウスにも好んで刺繍されます。
この布はヴィアナ・ド・カステロ近郊の有名な刺繍工房、イシルダ・パレンテ工房に注文したものです。画像の7~10は工房を訪問したときの様子です。ヴィアナ・ド・カステロ刺繍の職人は刺繍枠を使わず、腿の上に布を置いて刺繍するのが特徴です。
*素材:リネン100%
*サイズ:52cm×52cm
*手刺繍
*刺繍の色:ピンクの花、水色のふちかがり